医療情報男の日記

病院で医療情報システムの保守運用の仕事をしています。

原因と結果の法則

先日、職場の27歳の男の子から、LINEでこっぴどく怒られてしまいました。

僕が預かっていた給与明細書(中身は見えない状態)を、彼の机の上に置いておいたのですが、「客先で見られたくないものを見えるところに置かないでほしい」とのこと。

 

確かに、デリカシーに欠けることをしてしまったと反省したのですが、そのLINEの内容が僕にとってはけっこうトゲが強く、若干凹んでおります。

 

それはもう、ウニかっていうくらい。

f:id:tkt0314:20190929073805j:plain

 

こちらは良かれと思って彼のぶんの給与明細書を預かったわけですが、せめてそれに対してのお礼の一言は欲しかったと思います。

業務連絡のメールもほとんど返事がないので読んでくれているのか分からないし、お客さんの病院に同行したときも、作業用のPCや備品を半分持ってくれることもない。

今の20代の子は、みんなこんな感じなんだな、と割り切っています。

 

また、そんな彼を見て、自分の20代の頃を思い出しました。

 

彼と同じちょうど27歳のころが、いちばんトゲが鋭かった気がします。

 

その頃は、仕事をある程度覚えてソツなくこなせるようになったというのもあったのでしょう、態度も大きく、礼節を欠く言動が目立っていたので、よく職場の人ともよく衝突しました。

それにその頃は、色白で背が低い風貌がコンプレックスで、人にナメられたくない!という思いも強かったのだと思います。

 

 

 

そんな僕も38歳になって、だいぶ丸くなりました。(それでも礼節を欠くことは多いですが・・・)

 

自分が丸くなったな、と感じたきっかけは、周囲との人間関係です。

 

20代の頃に比べ、周りの人達が圧倒的に親切になったのです。遊びや飲みのお誘いが増えたり、地元の勉強会のお手伝いに誘われたり、客先でもしょっちゅうお茶やお菓子をいただいたり・・・。

 

なんで自分の周りには、こんな親切でいい人達ばかりなんだろう、20代の頃には、周りにこんな人達はいなかったのに・・・。と、長らく疑問に思っていました。

 

あるときふと気づいたのは、「人はその人の態度、振る舞いをみて、対応を変えてくる」という点です。

 

それに気づいたとき、とても腑に落ちたのです。

 

自分の周りにいい人が増えたのではなく、自分がそうさせていたのだ、と。

 

そのときようやく、ジェームス・アレン著の「原因の結果の法則」に書いてあったことは本当だったのだと実感しました。

環境が 人を作るのではありません。 環境は私たちに、 私たちがどんな人間であるかを 教えてくれるだけなのです。

著書の一節に、これがあったのですが、この本を買って読んだとき(奇しくもちょうど27歳のとき)はちょっと何言ってるか分かんない状態でした。

 

読んだときは理解できなくても、何年か経ってはじめてその真意を理解できる、ということもあるんですね。