基本情報技術者試験の結果
先日、基本情報技術者試験の合否発表がIPAのサイトに掲載されました。
試験結果
結果は不合格…。
午前は70点超えでしたが、午後問題が48点という散々な点数でした。
今回は2ヶ月半の勉強期間だったし、休日のほとんどは勉強にあてていたので、それなりに出題内容は網羅できていたつもりでしたが、戦略的には大失敗でした。
そこで、反省の意味も含め、今回の試験対策を振り返ってみました。
主な反省点は以下の通り。
- 教科書の書いすぎ
- 過去問をひたすら解く
- 選択言語をアセンブラにした
- 苦手な項目を克服できなかった
- 本番の午後問題で時間配分ミス
教科書の買いすぎ
出題範囲が広いので、それぞれに特化した参考書が必要だろうと思い、あれこれ買ってしまい、最終的に四冊になりました。
ただ、四冊ともなると、当然、一冊あたりの読む回数が少なくなってしまいます。
その結果、広く浅くしか勉強できておらず、本当に苦手な項目の克服ができていませんでした。
過去問をひたすら解く
過去問解答用紙を自作し、過去8回分の問題を解き、それを二週くらい行いました。
さらに、有料の模擬試験をネットで申請し、試験直前にそれを解いたりもしました。
今回の勉強のなかで、過去問題を解く時間が最も多かったと思います。
おかげで午前問題は危なげもなく合格点に届くようになったのですが、肝心の午後問題はなかなか平均点が上がりません。
午前の過去問題にあてがった時間を、午後問題の特に苦手なアルゴリズムと選択問題の対策に使えばよかったと後悔しています。
選択言語をアセンブラにした
実際の試験は半分以下の得点という悲惨な結果となったわけですが…。
実際、基本情報持ちの先輩たちからも、なんでアセンブラ?と不思議がられたし…
やっぱり次は違う言語にしようかな…?
苦手な項目を克服できなかった
参考書や問題集を広げているだけで勉強した気になって、実際には内容の薄い勉強しかできていなかったということが、今回の試験でよく分かりました。
特に苦手な項目への対策ができていなかったのは痛いところ。
アルゴリズムと選択言語は、実際の配点は高い設問なので、どうしても点数を稼ぎたいところです。
ですが、過去問題でも本番でも、半分も正答できておらず、なかなか得点を上げることができませんでした。
特にアルゴリズム問題は、本番では全問不正解という惨敗っぷり。
今にして思えば、アルゴリズム問題は、紙面のソースコードを読んでいるだけで終わらせていたのがいけなかったなと思います。実際にプログラミング言語に置き換えてソースコードを描き、動きを追うというトレース作業を実践していれば、もっと違った結果になっていたかもしれません。
次回はこのトレース作業を実践しようと思います。
本番の午後問題で時間配分ミス
試験当日。
午前問題は例年より計算問題が少なく、80問を解くのに1時間半ほどしかかかりませんでした。そして、試験終了30分前に退室。
問題は午後です。
二時間半の試験時間で、いかに7問を攻略するか。
過去何回か受験していますが、いつもこの午後問題で落ちています。
いつもは問1から順番に答えていましたが、今回はあえて苦手なアルゴリズムと選択言語を最初に解くことに。
この2問に合計1時間半を費やしました。その結果、残り1時間で5問を解かないといけない羽目になってしまいました…
しかもあれだけ時間をかけたアルゴリズムと選択言語はほぼ全滅という…
せめてアセンブラを捨てて、他の午後問題を解く時間を増やせば良かったのかも。実際に残り5問の解答は焦っていたため、マークミスや計算ミスなどが目立ちました。
アルゴリズムと選択言語は、最悪片方は捨てる勇気が必要かも知れません。
確実に点数が稼げる問題までおろそかになっては、意味がありませんからね。
今回の基本情報技術者試験について
受験者の得点分布。
やはり午前より午後のほうが難しいようですね。
応募者数と合格者数。
比較的易しい部類に入る今回の試験でしたが、合格率は26%という例年通りの比率となりました。
毎回このくらいの合格率になるよう、合格者数の調整をしているらしいですね。実際にIPAは午後の配点詳細を公開していないので、有り得る話です。
それにしても、年々応募者数が少なくなってるのはなぜでしょう?
秋期受験の対策
これまでの反省点から、アルゴリズムと選択言語をいかに攻略するかを、最重要課題とします。
アルゴリズムはトレース作業を実践。実際に動かしてみて感触を覚えます。
夏に受ける医療情報技師の試験が終わってから、秋期試験対策を始めます。
勉強期間は二ヶ月。
9月にはシルバーウィークなる大型連休もあるので、ここで集中的に勉強したいものです。
以上、平成27年度春基本情報技術者試験のひとり反省会でした。