医療情報男の日記

病院で医療情報システムの保守運用の仕事をしています。

VBとFileMaker

今の病院では、電子カルテや部門システム以外に、病院オリジナルのプログラムが動いています。


前ベンダーの電子カルテシステムを補う形で使われていた、各種報告書を管理するシステムを、そのまま運用しているものもあれば、全く使われなくなったものもあります。

その中でも、例えば緊急出勤届や会議室予約管理といった、院内で完結する業務に関するプログラムは新電子カルテ環境でも変わらず使い続けられているわけで。

開発言語は、visualbasicfilemaker


歴代の前任の先輩達が残していったプログラムの管理と保守を、後任の僕が担当することになり、分からないなりにも、日々生じるバグやシステムエラーと格闘しています。

最初はVBもFMも名前くらいは雑誌で読んだくらいで、全く未知の言語でした。

それでも先輩の話を聞いたり実際に触ってみるうちに、おぼろげながらもそれぞれの特徴が見えてきた気がします。


VB
オブジェクト志向。
クラスや関数を命名し、パーツとして他のプログラムに利用できる。
excelaccessVBAとして応用できる。
開発者が多く、サンプルコードやQAがネット上にたくさんあり、勉強しやすい。


filemaker
accessと並ぶデータベース管理機能。
スクリプトが日本語で書かれているので、組みやすい。
レイアウトの作成が簡単で、デザインも豊富。
医療従事者で愛用者が多い。
Web公開機能や、iPhoneiPadでも使えるバージョンもあり、プラットフォームの選択肢が多い。


ひとまずはこんな印象です。

Javaで挫折したことがあって、オブジェクト志向言語は苦手意識がありますw
なので僕はfilemakerのほうが好みですね。
日本語で書かれたコードなら、プログラムの動きも追いやすいですし。(もちろん関数やSQL文は英語で書かいてりますが)


自宅で勉強用にfilemaker買おうかな。