医療情報男の日記

病院で医療情報システムの保守運用の仕事をしています。

健康診断の見積金額の設定について

健康診断の受診料というのは、一般外来や入院と違って、健康保険の割引が効きません。

診療報酬制度により、患者さんは全国一律、同じ料金で診療行為を受けることができます。

それと比べ健康診断というのは、疾患の治療が目的ではないので、診療行為に対する料金は自由です。

診療報酬明細書(レセプト)を審査支払機関(社会保険診療報酬支払基金など)に提出する必要がない、つまり査定や返戻がないのです。

 

これにより、健康診断の料金設定は、医療機関が決めたものを通すことが可能です。

自由に料金設定できるからといって、お客さんによって健診コース料金を高く見積もったりしていては、「お前のとこの健診センター、余所よりえらい高いがな!ぼったくりとちゃうか!?」なんて突っ込まれるかもしれないですねw

 

公平性を保つためには、基本的には診療報酬点数に基づいて料金設定をしないといけません。