医療情報男の日記

病院で医療情報システムの保守運用の仕事をしています。

ドラッグストアのウォンツに、開店前に並べばマスクはまだに手に入る!(2月24日現在)

 

昨今のコロナウイルス大流行、本当に深刻な問題です。

ここ広島県でも、2月24日現在では感染者は発表されていないものの、いずれ感染者や死者が出てくるのではないでしょうか。

千葉県の40代男性の感染者が、出張で広島県岐阜県に来ていたとのことです。

 

我が家の使い捨てマスクも、残り30枚ほどになっていました。そろそろ次のマスクを補充せねばとコンビニやドラッグストアに立ち寄ってマスクコーナーを覗くものの、ことごとく売り切れという状況です。

ネットでマスクを探しても、ボッタ◯リ価格のものばかり・・・

 

ijidansi.hateblo.jp

 

 

そんななか、「ドラッグストアのウォンツに、朝の開店前に並べばマスクが買える」との情報がTwitterで発信されていました。

 

そこで僕と妻は二手に分かれ、近所のウォンツ二店舗に、朝8時半から並ぶことに。そして9時開店と同時に、それぞれ7枚入りのマスクを買うことができました!その他にも消毒用エタノールクレペリンもゲット。モフモフ達のおやつもついでに。

 

 

そしてこのあと、またしても二手に分かれ、マツモトキヨシダイソーの10時開店に合わせ入店しました。しかし、どちらの店も本日は入荷なし。

 

妻と協力して品薄商品を買いにさまようのは、1年半くらい前にブームになった「おからパウダー」以来。あのときも色んなスーパーをハシゴしたっけな・・・。

そのことを妻に話したら、

「おからパウダーのときよりも事態は深刻だよ。あのときは健康志向の人たちが買い求めただけ。おからパウダーはなくても生活に支障ないけど、マスクは日常生活や仕事で必要だからね。」

 

・・・まったくもって正論です。

 

マスクは大きな飛まつは防げますが、小さな飛まつは隙間から入り込むこともあるので、コロナウイルスやインフルエンザの感染予防としては不十分だという声もありますし、僕もそう思います。

 

しかし、僕は仕事で病院や介護施設を訪問することが多く、この時期の訪問先ではマスク着用が必須なのです。(強要はされていませんが、マスクなしで施設内を歩くのと必ずと言っていいほど注意されます)

妻も医療関連の仕事です。そして二人とも人の多い電車で通勤しています。

 

買い占めるつもりも転売するつもりもないですが、箱マスクが買えない今、少しでもマスクの補充ができる機会があるなら、補充したいところです。

ウォンツのマスク入荷日も、その日の朝にならないとわからないらしいです(2月24日現在)

 

帰ってからの手洗いと、うがいも欠かさずに。

そろそろマスク難民になりそう・・・

新型コロナウイルス対策、インフルエンザ対策、花粉症対策のため、マスクが必需品となりました。

秋に楽天で150枚入りマスクを2500円くらいで購入していたため、この2月でも毎日マスク着用通勤ができています。しかし、今日(2月21日)の朝の通勤電車では、マスク着用の人が3割くらいしかいませんでした。昨日は半数以上の人が着用していたのに・・・。

皆、マスクのストックが切れたのでしょうか。

ここ数週間、ドラッグストアにもスーパーにも、ホームセンターにもマスクが売っていません。

楽天市場やフリマアプリでは在庫のある商品が売られていますが、まともな金額じゃありません。

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こんな状態がいつまで続くのやら。

のこり40枚、妻と大事に使います。

 

 

喫煙する医療従事者には、ますます肩身が狭い時代に…。

ネットのニュースで、禁煙外来のある病院で、職員の更衣室でタバコの匂いがする、という記事がありました。

www.asahi.com



禁止されている敷地内で吸ったかどうかは分かりませんが、更衣室に匂いが残っていることで、敷地内喫煙が疑われたようです。

場合によっては診療報酬の返還も有り得るようで、病院(特に医事課)は肝が冷える思いでしょう…。

通常、敷地「外」に設けられた喫煙所で、病院職員さん達は喫煙していると思います。ただ、このケースでは匂いを病院内に持ち帰ったことと、禁煙外来を行っている病院であることで、厳しい指摘が入ったのではないでしょうか。

医療従事者にとっては、どんどん生きづらい世の中になっていますね…。
僕は何年も前にタバコを辞めましたが、本当に辞めて良かったとおもいます。

2019年度医療情報技師生涯教育セミナーを受講しました。

 12月22日、県立広島大学の講義室にて、医療情報技師の生涯研修セミナーを受講しました。

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 大学の敷地内は、画像のようにお洒落でモダンなインテリア。しかし、教室は50人収容が精いっぱいの、まるで中学や高校のような小さな教室でした。

 同じく医療情報技師持ちの妻を同伴しての参加でした。教室には、僕と同じく2015年に資格取得した会社の先輩と、最初に常駐した病院のシステム担当者さんもいらっしゃいました。ちなみにお二人は2015年試験で3科目とも一発合格されています。

 

 

  •  生涯研修セミナーとは
  • 5年間で何ポイント貯めれば良いか
  • 事前の申し込み
  • プログラム

 

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患者個人情報が入ったPCにデータ消去設定は必須

ある大学病院の事例


ある大学病院の医師が、海外出張中に患者個人情報が入ったPCを窃盗されたとの記事です。
www.topics.or.jp

記事によると・・・

徳島大学病院(徳島市)の産婦人科の男性医師が今月初めにギリシャアテネに出張した際、患者3千人以上の病歴などの個人情報が入った、私用のノートパソコンをひったくられる被害に遭ったことが19日、分かった。徳島大によると、個人情報の流出や第三者による不正利用は現時点で確認されていない。徳島大は被害者を特定し、18日付でおわび文を発送した。

徳島大は、教員や医師が私用のパソコンに個人情報を含んだデータを保存し、持ち出すのを禁じている

出張なので、私用パソコンの持参はよくあることです。ただ、患者データがローカルドライブに入っていたのが痛手でした。

ひったくり被害に合うとは、この先生もまさか思わなかったでしょう。電車や飲み会会場で忘れることに比べれば、仕方のない「事故」と言えると思います。

それにしても、紛失後の初動がとても良いですね。ただちに対象の患者さんを特定してお詫び文を発送しています。こういった事件は隠蔽されやすいものですが、すぐに大学側が謝罪に動いたのは、なかなか出来ることではありません。


パソコンに保存されたファイルは、16文字のパスワードを入力しなければ閲覧できない仕組み。外部から不正アクセスがあった際に、パソコン内のデータが全て消去される措置を施している。

ちゃんと不正アクセスに対してのデータ消去の設定が施されていたんですね。これならおそらく窃盗犯も患者情報に触れることはできなかったでしょう。


患者情報の入ったPCや可搬媒体の紛失は、よくニュースやネット記事で目にしますが、この事例に関しては、じゅうぶん情状の余地があると思います。この先生も、仕事でギリシャに行かれているわけですし、ましてや窃盗なんて、自分には全く落ち度のないところでPCがなくなってしまうとは・・・。
それでも、患者さんの情報を守る措置がされていたことは、不幸中の幸い。


システム担当者の啓蒙活動


やはり、こういった患者情報の持ち出しは、医療機関の情報システム担当が厳重に管理するべきだと思います。
患者情報を取り扱う職員には、セキュリティ意識向上への啓蒙活動や、パスワードのかかったUSBの貸し出しなど、やるべきことは多くあります。

今回のケースはおそらく、パソコンのローカルドライブに患者情報があったのだと思われます。
そのような場合、パスワードを突破されてしまえば、すぐに患者情報にアクセスすることができてしまう。そうならないよう、パスワードを複数回間違えたら、強制的にデータを消去する仕組みが必要と考えます。


強制的にデータを消去する策

こちらの記事では、ATAパスワードという方法が説明されています。
www.pro.logitec.co.jp

記事の最後には・・・

ATAパスワードロックをかけておけば、パソコンやHDD/SSDの盗難・紛失に遭っても、他人にデータを見られてしまう心配はありません。ただしデータは暗号化されずに記録されているため、パスワードを知られてしまえば容易に見ることができてしまいます。また、パスワードを忘れてしまうとデータを失うばかりか、そのHDD/SSD自体使えなくなってしまうので注意が必要です。

と注意書きが書かれています。

患者さんの情報が第三者の目に触れてしまうくらいなら、HDDやSSDが二度と使えなくなってしまったほうが良いですね。

そのくらい、患者個人情報の漏洩は、医療機関にとっては大きな信用失墜になるからです。