医療情報男の日記

病院で医療情報システムの保守運用の仕事をしています。

派遣はいつ切られても仕方ない

今のベンダーに常駐して、そろそろ1年が経とうとしてます。

 

昨年12月末、僕と同じように他社から派遣で常駐していたベテランスタッフさん(Mさん)が辞めてしまい、

派遣は僕一人になりました。

1月からは幸か不幸か導入案件がないので、ほぼ毎日事務所。残案件の対応や電話応対をして過ごしています。それでも、電子カルテや医事、介護システムの問い合わせ電話をほぼ一人で対応しているので、これがなかなか大変です。毎日残業が当たり前ですが、2名のベンダー社員さんも業務が忙しく、皆で遅くまで残っていることがザラですね。4月からはうちの会社からもうひとり増員が来てくれる予定なので、それまでの辛抱です。2名のベンダー社員さんには良くしてもらっているので、きっと新しい人も馴染みやすいでしょう。

 

ただ、僕自身は、ベンダー社員さん達とはどうしても「仕事仲間」という意識が芽生えず、

「お客さんと下請け」という距離で接してしまうところがあります。

 

特に最近はその距離が遠ざかってしまい、社員さん達との日常会話も減りました。

 

そういう距離感を抱いてしまった原因が、12月末に辞めたMさんの件です。

彼女は派遣で常駐していた7年間、多くの病院さんの案件対応や導入支援、操作研修などで頑張っていました。

12月末で辞めるということを聞かされたとき、自分で辞めたかったからなのか、契約が更新されなかったからなのかは聞けずじまいでした。

本人は続けたかったのか、それとも前々から今の仕事から離脱したかったのかは分かりません。

ただ、もし7年も頑張ってきた派遣社員ですら、会社都合で契約終了させられるとしたら、1年足らずの自分はいつ切られてもおかしくないでしょう。

 

そして、彼女が最後に出勤した日も、ごく普通の朝礼で、普通に終業を迎えただけで終わりました。

送別会はもちろん、ねぎらいの言葉もなく・・・。

7年も居た人なのに、こうも淡泊な見送りなのかと。

もしかしてこの人達は、派遣はいつでも取っ替え引っ替えできる道具としてしか見ていないのではないか、と思ってしまったくらいです。年が明けて1月からは、「いつ契約が切られても動揺しないように、もうこの人達に仲間意識は抱かないようにしよう」と決めて、淡々と仕事をこなすことにしています。

 

仕事上で支障はなく、普通に会話したり談笑したりはできます。その談笑の中で急に「もう明日から来なくていいよ」と言われても「あ、ハイ」と受け入れられるくらいの、無感動メンタルにしておきたいですね。