医療情報男の日記

病院で医療情報システムの保守運用の仕事をしています。

病院システム担当になって一年経ちました。

4月1日で、転職して丸一年となりました。

 
医療系SEとして会社に採用され、クライアント病院に配属されたものの、病院システム保守運用や開発の実務経験もありませんでした。
目の前の仕事を必死に消化していったら、いつの間にかもう一年経っていました。
 
最初の一ヶ月間はほぼ毎日終電まで残業で、それでも仕事が終わらず土日も出勤していたくらい、仕事に追われていましたね…(遠い目)
 
今の病院は500床以上という比較的大規模な病院。
電子カルテや医事会計システムのほかに、20以上の部門システムなどが動いているし、ネットワークやサーバなどのインフラ環境もそれなりに広範囲に及んでいます。
これらのシステムを覚えることももちろん、各部門からのデータ抽出依頼対応やハードウェア障害、プリンタトラブル対応なども、慣れるまでが一苦労でした。
 
そのなかでも、VB6、FileMakerAccessを実務で触るようになったのは、この一年のうちで最も大きな変化だったと思います。
 
FileMakerは今では簡単な管理台帳を作ることならできますし、基本的な操作を院内のユーザーに教えるくらいは出来るようになりました。
込み入ったスクリプトやクエリの複雑なSQL文を埋め込むのは、まだまだ修行が必要です。
 
Accessは、院内の職員からの依頼でデータ抽出をするときに重宝します。
また、システムトラブルなどでデータの受け渡しが上手くいっているかどうか、調査するときにも頻用しています。
 
VB6は、新規開発はまだまだとてもできるレベルではないのですが、既存のシステムのバグやエラーなら多少は解決できるようになりました。
また、VB6のソースコードが分かってくると、VBAも多少は読めるようになります。
おかげで、簡単なVBAを組み込めるようになり、レセプトエラーリスト作成時間を従来の10分の1以下に短縮化でき、単純作業から開放されました。(この時は先輩が八割以上作ってましたが汗)
 
ちなみにExcelのVLOOKUPを覚えたのも昨年度の大きな収穫でしたw
(VLOOKUPもデータ抽出のときには超便利!今までこんな便利関数を知らずに使っていたなんて)
 
今年度はこういった開発ツールを用いた業務改善にもっと力を入れていきたいですね。
 
病院のシステム担当とはいえ、やっていることのほとんどは電子カルテの問合せ対応やハードウェア、プリンタ障害対応などの保守業務です。
ガッツリプログラミングしたいわけではありませんが、やはりもう少し開発寄りな面も勉強してきたいのです。
 
新年度の抱負を忘れないうちに、まずは基本情報技術者試験で実力を試してみます。