医療情報男の日記

病院で医療情報システムの保守運用の仕事をしています。

電子カルテのベンダー入れ替えについて

自分の出向している病院では、半年前から電子カルテシステムを含めた、全体的なシステム入れ替えがあったそうです。
入れ替え後の本稼働は今年の1月なので、リハーサル期間としては3、4ヶ月といったところでしょうか。

システム課の先輩たちに聞いた話では、前のシステムベンダーと今のベンダーの間で医療情報のデータ移行が必要なのはもちろん、サーバーやデータベースといったインフラ関係も再構築したため、リハーサルは相当に忙しかったそうです。
(実際には、旧ベンダー時代のサーバーやDBはデータ抽出などの諸事情でまだ稼働しています)

こんなことを言うと先輩達には申し訳ないですが、その当時に出向してなくてホント良かったと思いますw
当時のシステム課は、帰宅が毎日夜中や午前になったりと、まるでデスマーチさながらの様相だったと…(((^_^;)

そもそも、なぜ病院情報システム全体をベンダーごとがらっと入れ替えたのかというと、前ベンダーのシステムでは、データの二次利用が難しい仕様だったらしい。
病院の中で蓄積されたデジタルデータをもとに、医学研究や経営分析に役立たいという要望が強まった結果、この要望に対応できる今のベンダーシステムに移行することに決まったそうです。

やはり、今回のシステム移行で莫大な予算を使ったわけなので、病院側としては、なんとしても設備投資の回収を計りたいところでしょうね。
力不足ながら、僕もそれに協力できるよう頑張りたいと思います。